1971年『帰ってきたウルトラマン』放送当時ブルマァクは、ソフビ怪獣に新しい展開をもとめ、スタンダードサイズの怪獣に磁石を仕込み、ブリキ製のMATカーを持たせて遊べる、商品名もズバリ!『磁石付・ブルマァクの怪獣シリーズ』を開発販売しました。ラインナップは『帰ってきたウルトラマン』から、ゴーストロン、モグネズン、シュガロンの三種類。(なぜこの怪獣たちが選ばれたのか?)造形は当時のブルマァクらしく、リアルとディフォルメが巧く融合された素晴らしい仕上がりで、特にゴーストロンはノーマルのスタンダードサイズと違った造型になっています。
 ブリキ製のMATカーは「こどもが喜ぶ色」との理由で、劇中と違った鮮やかな黄色で仕上げられていました。
 定価は480円(スタンダードサイズ350円)、生産数は各12000個と少なく、いま現存するものは貴重なものになっています。
 注)2013年4月発行『ブルマァク販売ニュース』に掲載した解説を使用しています。

 怪獣たちよりもこのMATカーを入手するのが一番の難関。
ブリキ版に黄色の車体とMAT隊員をプリントし、プレス加工で形をつくり、中にフリクション(はずみ車)を仕込んだ、これだけで立派な商品として販売できそうな贅沢な仕様です。
 2013年に復刻されたMATカーは、ソフビ製に変更され、MATのマークもシールになりました。磁石も廃止になり、ソフビの差仕込み式に変降されています。

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