1966年マルサン商店よりウルトラQの怪獣が発売されてから半世紀。ウルトラ怪獣ソフビは、メーカー、企画など変化をしながら途切れなく発売され続けています。ここではマルサン/ブルマァク・ポピー・バンダイの大きな三シリーズに分けて紹介しています。

マルサン/ブルマァク

 1966年ウルトラQのテレビ放映に合わせてマルサン商店より発売された全高約22cmのソフトビニール人形が、ウルトラ怪獣ソフビの元祖。マルサン商店は後に、KKマルザンと社名を変更しウルトラセブンまでウルトラ怪獣ソフビを製造。その後1969年ブルマァクがマルサンの金型を引き継ぎ、放映当時発売されなかった怪獣も新たに追加、第二次ウルトラシリーズの起爆剤となる。また一つしかなかった怪獣ソフビのサイズに新たなものを加え、これまでの全高約22cmのソフビをスタンダードサイズ、それより大きなジャイアントサイズ、また小さなミドルサイズ、ミニサイズと多くのバリエーションを生み出した。またハワイやアメリカ本土にも輸出展開し、まさにソフビ全盛期のシリーズです!

ポピー

 1978年の第三次怪獣ブームまっただ中、バンダイの関連会社であったポピーから商品名『キングザウルスシリーズ』として発売。これまでのスタンダードサイズより小さい全高約16cmのものをスタンダードサイズとし、ソフビの材質もより固い素材に変更。キングザウルスシリーズの一番の特徴は、足裏にその怪獣の足形がモールドされていた。またマルサンやブルマァクで発売されなかった、ペスター、ギエロン星獣、第二次ウルトラシリーズの人気怪獣、タイラント、ムルロアなどもラインナップに加わり、当時の子供たちを喜ばせた。商品展開中にテレビ放映された、ザ☆ウルトラマンやウルトラマン80の怪獣も発売されている。

バンダイ 1

 1983年から2013年まで30年間続いた超ロングランシリーズ。発売当初シリーズ名はなく、『ULTRA COLLECTION』や『ウルトラ怪獣』などの言葉が使われ、1989年から『ウルトラ怪獣シリーズ』と統一される。スタンダードサイズは『キングザウルスシリーズ』と同じ全高約16cmで、ウルトラの父、ウルトラの母、ケムラーは『キングザウルスシリーズ』の型から足形のモールドを消し再利用され発売された。バルタン星人、ゴモラ、レッドキングなど造型がリニューアルされたものもあり、30年と長い販売期間のため、種類、バリエーションが多く存在する。
 2013年からは全高約13cmのものをスタンダードサイズとし、新しいシリーズが展開中。

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